高1女子殺害「家出願望を利用した」白石被告 <座間事件公判>

2020年10月13日 06時00分
東京地裁立川支部

東京地裁立川支部

 神奈川県座間市の9人殺害事件で強盗強制性交殺人などの罪に問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判の第6回公判が12日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)であった。白石被告は被告人質問で、2人目の被害者、群馬県の高校1年生の女性=当時(15)=について「家出願望を利用して家に誘った。(被害者は殺害に)同意していない」と語った。
 被告は、自殺仲間をツイッターで募っていた女性にメッセージを送り、2017年8月28日に自宅の最寄り駅で会ったと説明。女性が「生きていこうと思う」と帰ろうとしたため、「しばらく養ってあげる。おれの家に来ないか」と持ち掛けたという。「悩みを聞いたり外見を褒めたりして口説こうとしたが、うまくいかなかったので、家出願望を利用した」と話した。
 女性と会った目的は、定期的に金銭的援助を受けるためと説明。援助を得られなさそうなら乱暴して殺害し、所持金を奪うつもりだったと述べた。「自殺願望をきっかけに知り合って部屋に招き、殺害していない女性も複数いる。洋服を買ってもらったり金をもらったりしていた」と明かした。
 被告は弁護側の質問に対し、被害者と訪れた公園名など事実確認には応じるようになったが、行動の動機などは答えない姿勢を続けた。(林朋実)

関連キーワード

PR情報