駿台学園中 連覇 都中学新人戦

2020年10月14日 07時27分

連覇を達成した駿台学園中の選手ら(いずれも竹下陽二撮影)

 第20回東京都少年新人(中学)軟式野球大会コントリビュート・トーナメント(都軟式野球連盟主催、東京中日スポーツ・東京新聞後援)は4日、葛飾区総合スポーツセンター野球場(奥戸野球場)で決勝が行われ、駿台学園中(中体連・北)が江戸川区立上一色中(中体連)を破り、2年連続の優勝を果たした。3位決定戦は、水元中(葛飾)が立会キングス(品川)を7−0で下した。 (竹下陽二)

◆蔵並ダメ押し打 流れ変えた湯浅の2点適時打

2番手として登板。追加点を許さなかった北橋

 強い。いや、負けない。昨年の王者・駿台学園中が、昨年と同じ決勝の相手、上一色中を逆転で下しV2だ。
 試合開始早々、暗雲が垂れ込めた。1回表に1点を先制され、今大会初めて先行されてしまった。リベンジに燃える上一色中の前に王者危うしの雰囲気も漂ったが、それも一瞬だった。駿台ナインに動揺はなかった。ワンチャンスを生かして、あっさり逆転してしまうのだ。

3回、左前に2点適時打を放った湯浅

 3回裏だ。無死二、三塁のチャンスを作ると、3番・湯浅桜翼が「はるき(先発の杉本早由貴)が一生懸命投げてたのでなんとかしてやりたかった」と左前に痛烈な2点適時打を放ち、一気に流れを引き寄せた。
 5回裏には、2死二塁で代打で登場した蔵並龍之介が右中間に3点目となるダメ押し打。「心の準備はしていた。最近、調子が良かったので、やってやろうと思っていた。初球からいくつもりでした」と一振り男はニヒルに笑った。控えでもレギュラーに劣らない力がある。選手層の厚さが、駿台学園中の強みだ。投げては、杉本−北橋辰郎の投手リレーで上一色中打線をスミ1に抑える完勝劇。
 優勝した駿台学園中は準優勝の上一色中とともに来年3月、静岡で行われる全国大会に出場する。西村晴樹監督は「うちは、まだまだ。あくまで、チャレンジャーのつもりで戦っていきます」とキッパリ。この謙虚さが、常勝軍団の強さの秘密かもしれない。
◆優勝メンバー◆ (10)小原惇矢(0)金坂太心(1)杉本早由貴(2)渡部素直(3)岸野祥大(4)西本貴一(5)北橋辰郎(6)湯浅桜翼(7)東原壮一郎(8)山田将吉郎(9)高橋珂偉(11)鈴木瑚南(12)駒橋優樹(13)加藤優空(14)上田悠矢(15)金子瞬大(16)霞央佑(17)蔵並龍之介(18)町田響(19)水村虎ノ介

◆上一色中 準V 「まだ力の差が」

 駿台の壁は厚かった。接戦を制して勝ち上がってきた上一色中=写真(上)=は2年連続で準優勝に甘んじた。
 幸先は良かった。1回表2死三塁で4番・渡辺陽色が鮮やかな流し打ちで三遊間を抜く、先制適時打。しかし、2回以降は駿台学園中の投手リレーの前に打線が沈黙した。
 全国切符をゲットした西尾弘幸監督は「1点を先制しても、勝てる気はしなかった。まだ、駿台学園中との力の差を感じている。これを糧に、来年の春、夏に向けて、負けないチームを作っていきたい」と気持ちを切り替えていた。
◆準優勝メンバー◆ (10)岡田優吾(1)福島瑠恩(2)高橋海斗(3)イクバル・ナディム(4)酒井一玖(5)山本誠翔(6)畠中鉄心(7)一村瑠來(8)渡辺陽色(9)早川飛翔(11)水野耀喜(12)山本倖大(13)松村訊互(14)昆野暖大(15)伊東大喜(16)林大耀(17)中野光琉(18)越野悠大(19)根本耕太(20)高比良文哉
 ▽決勝
上一色中
1000000|1
002010x|3
駿台学園中
(上)岡田優吾−高橋海斗
(駿)杉本早由貴、北橋辰郎−駒橋優樹
(東京中日スポーツ)

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