茨城県、7年連続の魅力度ランク最下位から「脱出」 20年の最下位は栃木県に

2020年10月14日 17時21分

茨城県庁上空

 民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)は14日、2020年の都道府県別の魅力度ランキングを発表し、茨城県が過去最高の42位になり、7年連続の最下位から脱出した。若い世代が「魅力的」と回答し、認知度の向上が最下位脱出につながった。同じ北関東の栃木県が昨年の43位から最下位に転落した。新型コロナウイルスの感染者数が最も多い東京都が魅力度が大幅に低下し、感染流行の影響がみられた。(デジタル編集部・三輪喜人)
 調査は、47都道府県と全国1000の市区町村を対象に毎年、認知度や魅力度、情報接触度など84項目から地域のブランド力を数値化している。都道府県別のランキングは12回目で、6~7月にインターネットで20~70代の3万1734人から有効回答を得た。
 調査結果は下から栃木県、徳島県、佐賀県、福井県、茨城県になった。

◆「とても魅力的」が倍増

 茨城県は2009年以降の過去の調査では、12年で46位となった以外はいずれも最下位だった。今回の調査で最下位を脱出できたのは、「とても魅力的」と答えている人が、前年の2.3%から5.0%へと倍増、「やや魅力的」も14.2%から16.3%に増えたため。20代では「とても魅力的」が2.2%から7.8%と急増した。研究所の田中章雄代表は「茨城県の魅力を感じる人が増えたということが最下位脱出の大きな要因」と指摘する。
 認知度は前年の33位から23位に、情報接触度も前年38位から24位に上昇した。田中代表は「地元出身のアイドルやタレント、農林水産物などの認知度が上昇した。これらの結果を総合すると、タレントなどが農産品を紹介することが増えたことが、魅力度上昇につながった可能性がある」とみる。
 一方で、「イメージや地域産品の評価自体は大きくは変動していない。露出等が高まったことによって、食材などの魅力が伝わり、全般的に底上げされた」と分析した。

◆栃木ファン増もコロナ自粛が打撃

 最下位に転落した栃木県は「とても魅力的」と回答した人が3年連続で増加し今年は3.4%に。しかし「やや魅力的」と答えた人が減少。田中代表は「決してイメージが低下しているわけではありません。むしろファンは増えている。ライトユーザーが減った」と読み解く。
 日光東照宮や那須高原、宇都宮餃子など名所や名物があるが、新型コロナにより、観光や外食が自粛になったため、「栃木県の魅力の源泉である日光、餃子などのイメージによる影響度が低下したことが要因ではないか」とコメントした。

◆東京も順位落とす

 最も魅力的な都道府県は12年連続で北海道。続いて京都府、沖縄県、東京都、神奈川県となった。
 東京は、前年の3位から1つ順位を落とした。魅力度の点数の下げ幅は都道府県の中で最大で、観光意欲度が4位から7位に、居住意欲度が1位から2位に落ち、新型コロナウイルスの影響が垣間見られた。

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