「生かしておくとリスク高い」 白石被告、男性殺害の意図語る <座間事件公判>

2020年10月15日 06時00分
東京地裁立川支部

東京地裁立川支部

 神奈川県座間市の9人殺害事件で、強盗強制性交殺人などの罪に問われた白石隆浩被告(30)の裁判員裁判の第7回公判が14日、東京地裁立川支部(矢野直邦裁判長)であった。白石被告は被告人質問で、3人目の被害者となった同県横須賀市の男性=当時(20)=について「生かしておくとリスクが高いと考えた」と話し、最初の女性殺害の発覚を恐れて殺害したことを明らかにした。
 最初の被害者となった同県厚木市の女性=当時(21)=が白石被告に、「自殺願望を持つ仲間」として男性を紹介していた。被告は自宅アパートで2017年8月23日に女性を、同30日に男性を殺害した。
 白石被告は女性殺害後の同28日、男性から「女性の母親から電話があった」と連絡を受け、「男性を通じて(女性の)遺族に自分のことが伝わるかもしれないと思った」と説明した。同29日に自殺を手伝ってほしいとする男性と会ったが、男性は自殺の意思を撤回。いったん別れた後、自宅に呼び寄せて殺害したと述べ、殺害に「承諾はなかった」と語った。
 さらに「(男性に)定期的収入があると確認していたので、殺して金を奪おうと思った。同性なので自分に恋愛感情を抱かせて金を得る選択肢はなかった」と話した。(林朋実)

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