【ノーカット動画あり】任命拒否は学問への冒瀆 安保法に反対する学者の会が抗議の会見

2020年10月15日 20時45分
 日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅義偉首相が任命拒否した問題で、6人が呼び掛け人や賛同者となっている「安全保障関連法に反対する学者の会」は14日、東京都内で記者会見し、「選考に政治が介入することはあってはならず、学問への冒瀆ぼうとく行為だ」との抗議声明を発表した。

日本学術会議の会員任命拒否問題で、抗議の記者会見をする「安全保障関連法に反対する学者の会」のメンバー=14日午前、東京都内で

 ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英京大名誉教授はメッセージを寄せ「菅首相が、こんな乱暴なことをした、という事は歴史上長く糾弾されるだろう。戦争の反省の上につくられた日本学術会議に汚点を残すものである」と批判した。
 会見した神戸女学院大の内田たつる名誉教授は「政権のイエスマンを集めて、学問的な発信力や生産力が向上することは絶対にない。今回の問題は徹底的に抗議し続ける」と指摘。慶応大の小熊英二教授は「理由を明かさず任命拒否できると、『特定の思考を持つから』『特定の宗教を信仰したから』といくらでも拒否できる」と話した。
 学者の会によると、同様の抗議声明を発表した学会や研究所は、13日現在で350に上るという。(望月衣塑子)

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