<新型コロナ>ロボがお食事お届け 横浜中華街に頼もしい助っ人 店で実証実験

2020年10月15日 07時29分

注文した客のテーブルに料理を運ぶ自動配膳ロボット「T5」=横浜市中区で

 新型コロナウイルスの感染収束が見通せない中、横浜中華街の広東料理店「招福門」(横浜市中区)に頼もしい助っ人が登場した。料理を客に運ぶ自動配膳ロボット「T5」。感染防止のため人と人との接触を避けようと横浜中華街で初めて導入したという。(米田怜央)
 T5は、本棚のような構造をしていて、幅五十センチ、奥行き五十センチ、高さ一二〇センチ。中国企業が開発した。店員が料理をトレーに載せて客の座席番号を入力すると、障害物や客を避けながら目的のテーブルに向かう。目的地に着くと「お客さま、ご注文をお持ちしました」という音声が出て、客に料理を取るよう呼び掛ける。
 八月から実証実験という位置づけで、一機を導入した。店が混雑しているときは進路に迷うこともあるが、客の反応は「かわいい」などとおおむね好評という。
 ロボットから料理を届けられた横浜市泉区の会社員、望月美比(みなみ)さん(25)は「ロボットの接客は初めてで感動した。接触も防げて安心」と笑顔を見せた。正式に導入を決めたら、複数機の使用も視野に入れているという。
 新型コロナの影響で落ち込んだ横浜中華街の客入りはまだ戻らない。同店も営業は一部フロアのみで、売り上げは例年の三割ほど。感染防止のほか話題作りもロボット導入の理由といい、広報担当者は「中華街が注目されるきっかけにもなってほしい」と期待を膨らませている。

関連キーワード

PR情報

神奈川の最新ニュース

記事一覧