試験会場、感染防止徹底 無症状の濃厚接触者は別室 大学入学共通テストのコロナ対策

2020年10月15日 23時14分
 文部科学省は、来年1月実施の大学入学共通テストでの新型コロナウイルス感染症対策を取りまとめた。試験室では座席間の距離を確保し、1科目終了ごとに少なくとも10分程度の換気をするなど感染防止を徹底。37・5度以上の熱がある受験生は追試験を受けるよう求める。濃厚接触者も無症状なら条件付きで別室受験できることにした。15日の政府の新型コロナ対策分科会で説明し、おおむね了承を得た。

今年1月に行われた最後の大学入試センター試験。来年の大学入学共通テストは2つの日程で行われる 

 共通テストは約53万人が受ける予定。大学入試センターが近く正式決定し、文科省を通じて月内にも全国の大学などに周知する。大学の個別入試でも参考にしてもらう。
 文科省はこれまで、14日間の健康観察期間中の濃厚接触者は受験できないとしていたが、無症状であれば、(1)PCR検査で陰性を確認(2)試験当日も無症状(3)公共交通機関を利用せず、人が密集する場所を避けて試験場に行く(4)終日、別室で受験―の条件を全て満たした場合に受験を認める。
 会場となる大学などでは、他の受験生と接触しない別室までの動線を確保し、別室内では座席間隔や監督者との距離を2メートル以上空ける。
 一般受験生の会場では、こまめな換気の他、座席間に1メートル程度の距離を設ける。試験前日には机やいすをアルコール消毒し、マスク着用や入退室ごとの手の消毒を義務付ける。
 受験生には試験当日の自主検温を求め、37・5度以上の熱がある場合は追試験の受験を検討するよう要請。スマートフォン向け接触確認アプリ「COCOA(ココア)」の利用も促す。
 受験生は体調管理を心掛けていることから、こうした十分な対策を取れば感染リスクは低いとみて、会場入場時の検温は実施しない。当日の服装や気温に影響される恐れがあり、かえって受験生に不安や動揺を与えかねないとしている。(共同)

関連キーワード

PR情報

社会の最新ニュース

記事一覧