<新型コロナ>世田谷区 無症状者、陽性率0.74% 介護施設の職員ら検査

2020年10月16日 07時36分

自作の図を使い、世田谷区の検査について説明する保坂展人区長=区役所で

 世田谷区は15日、新型コロナ対策として無症状の介護施設職員らに集団で行う検査を区内17施設で計271人に実施し、2人の感染が判明、陽性率は0.74%だったと発表した。(岩岡千景)
 検査は、施設内の感染を防ぎ、高齢者や障害者らの重症化やクラスター(感染者集団)発生を避けることなどが目的。区はこれを「社会的検査」と位置付け、特別養護老人ホームなどの職員や入所予定者を対象に一日、スタートした。
 区は当初、一つの試験管に数人分の検体を入れる「プール方式」のPCR検査で行う予定だった。しかし、今回の検査が法に基づき国が費用負担する行政検査の対象となった。国は行政検査へのプール方式の採用を認めていないため、一人一検体の従来の検査法で実施している。
 保坂展人区長は同日の定例会見で「プール方式は中国や韓国、米国など諸外国で採用され、東大先端科学技術研究センターから『従来法と検査結果は一致し、コストも下がるだろう』という実証実験の最終段階の報告も受けている。早く認められるよう国に要請していきたい」と話した。
 社会的検査は今後、障害者施設や保育園、幼稚園、児童養護施設などの職員らへ対象を広げ、来年一月までに延べ約二万三千件の検査を予定している。

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