空に挑んだ生き物たち 富岡市上黒岩の県立自然史博物館で「翼竜」中心の企画展 「化石、標本で存在を実感」

2020年10月16日 08時02分

アンハングエラ・ブリッタースドルフィの全身骨格化石の実物

 恐竜が栄えた中生代のうち、約二億二千八百万年前〜約六千六百万年前にかけて空を支配した「翼竜」を中心とした企画展「空にいどんだ勇者たち」が、富岡市上黒岩の県立自然史博物館で開かれている。「プテラノドン」に代表される翼竜の全身骨格を含む化石などを計約百六十点展示し、空を飛ぶさまざまな生き物の姿が実感できる。新型コロナウイルス対策のため事前予約制で、十二月六日まで。(市川勘太郎)
 企画展は「とぶ」をテーマに昆虫、爬虫(はちゅう)類、翼竜などに分けて展示。翼竜のコーナーは天井から全身骨格のレプリカをつるし、実物の化石などを並べている。
 白亜紀(一億四千五百万年前〜六千六百万年前)のともに実物の全身骨格化石では、顔が細長くて鼻先のトサカが特徴の「アンハングエラ・ブリッタースドルフィ」(ブラジル)や、約八千五百万年前に海の周りに生息して翼を広げると七メートルにもなるという「プテラノドン」(米国)が注目される。翼竜の頭や羽、尻尾の進化も興味深い。

つるされた全身骨格のレプリカなどが並ぶ展示室=いずれも富岡市で

 約三億年前に空を飛んでいた巨大昆虫、現在も生息するコウモリやモモンガの仲間なども、化石やはく製で展示している。
 高桑祐司学芸員は「空に挑んだ動物をまとめて紹介した展示は(自然史博物館では)これまでにない。化石や標本を見て翼竜などの存在を実感してほしい」と話している。
 開館時間は午前九時半〜午後四時半。コロナ対策で入場制限がある。予約は同館のホームページから。原則月曜休館。料金は一般六百十円、高校・大学生三百円、中学生以下無料。問い合わせは、同館=電0274(60)1200=へ。

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