異例の規模で劇場版「鬼滅の刃」が公開 映画興行を苦境から救えるか

2020年10月16日 11時14分
公開初日を迎えたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」のポスターの写真を撮る人たち=16日午前、東京都新宿区で(共同)

公開初日を迎えたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」のポスターの写真を撮る人たち=16日午前、東京都新宿区で(共同)

  • 公開初日を迎えたアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」のポスターの写真を撮る人たち=16日午前、東京都新宿区で(共同)
 大ヒット漫画が原作のアニメ映画「劇場版『鬼滅きめつやいば』無限列車編」が16日、公開初日を迎えた。一部の映画館では1日40回以上のフル回転で上映するなど異例の公開規模に。新型コロナウイルス禍で多数の大作映画の公開が延期される中、映画興行を苦境から救う一作となるか期待が集まっている。
 感染拡大防止のためのイベント入場制限が緩和され、映画館は9月19日から全席販売再開が可能になった。しかし全席販売時は客席への食べ物持ち込み禁止という条件が付いたため対応は分かれ、定員の50%以下を継続している映画館も多い。
 シネコン最大手のTOHOシネマズも50%に制限してきたが、16日から3日間は全劇場で全席販売に踏み切った。東京・歌舞伎町のTOHOシネマズ新宿は16日午前6時に開館。早朝からグッズ売り場がにぎわった。全12スクリーンのうち11スクリーンを使い、翌17日未明まで42回上映する。
 出勤前に午前7時から観賞した東京都内の会社員伊藤多実子さん(40)は「5時起きで来ました。面白かったので早く続きが見たい」と声を弾ませた。都内のアルバイト男性(27)は「結末は分かっているのに泣いてしまった。友人と見たので本当なら語り合いたいが、これから仕事なのでつらいです」と話した。
 TOHOシネマズ池袋にも早朝から多くの人が詰め掛け、会社員佐藤菜摘さん(32)は「映像の迫力がすごかった。上映回数が多く、観客が分散しており、安心して見られた」と笑顔で語った。
 原作漫画は吾峠ごとうげ呼世晴こよはるさん作で、昨年アニメ化されて人気が沸騰した。鬼に家族を殺された少年が、鬼と化した妹を人間に戻すため壮絶な戦いに挑む物語。電子版を含むコミックス累計発行部数は1億部を超えている。
(共同)

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