バイデン氏の次男巡る疑惑は本当? 証拠メールはトランプ氏陣営から出され、審議巡り議論

2020年10月17日 19時48分

16日、米ミシガン州で演説するバイデン前副大統領=ゲッティ・共同

 【ワシントン=金杉貴雄】米大統領選の民主党候補バイデン前副大統領(77)の次男ハンター氏を巡る疑惑に関し、米タブロイド紙が「動かぬ証拠」とするメールの内容を報じた。ただこのメールは共和党のトランプ大統領(74)陣営が提供したもので、真偽などを巡り議論になっている。
 バイデン氏は2015年から16年に他の欧州首脳とともにウクライナに同国の検事総長解任を要求。汚職摘発に及び腰との理由とされるが、ハンター氏が役員を務めていた同国のガス会社を検事総長が捜査しようとしたためバイデン氏が圧力をかけたのではとの疑惑がある。
 バイデン氏は疑惑を否定してきたが、ニューヨーク・ポスト紙は14日、同社幹部が15年にハンター氏に対して「ワシントンに招き、父親と面会する機会を与えてくれてありがとう」とバイデン氏との仲介を感謝するメールをしたという。米メディアでも保守系のウォールストリート・ジャーナル紙は「メールが本物だと仮定すれば、有権者に重要な情報だ」と指摘した。
 ただ、メールはトランプ氏の顧問弁護士ジュリアーニ氏が提供。バイデン氏陣営、ハンター氏双方ともメールにある面会を否定しており、会員制交流サイト(SNS)のフェイスブックとツイッターは「検証が必要」などとし、表示を制限する措置をとった。バイデン氏支持を表明しているニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙も信頼性について懐疑的な見方を示している。

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