<FUJI’S>コロナ禍の一歩

2020年10月18日 07時15分
 帝国データバンクの今月六日のデータによると、新型コロナウイルス関連倒産は五百八十二件。厚生労働省はコロナ関連の解雇や雇い止めが、見込みも含めて六万人以上と公表している。
 こんな数値ばかり目の当たりにすると、気分が暗くなるが、「コロナだからこそ」と新たな一歩を踏み出す人たちもいる。
 熱海市の美容室で働く同僚女性二人は別々に夢見ていた独立を協力して実現。自分たちの店を構えた。勤め先の美容室の仕事が減る中で「考えたり行動したりできた」という。
 同市の商店街にあるギャラリーも同様。コロナ禍の臨時休館を機に、運営する近くの工房内への移転を決断した。別々だった店舗が一体となり、客の利便性が高まった。
 コロナの終息を願うのはもちろんだが、「今こそ」と奮起するのも悪くない。 (熱海通信局・山中正義)

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