<新型コロナ>困難乗り越え感謝の調べ 25日、麻生フィル公演

2020年10月18日 07時12分

定期演奏会を控え、練習に励む麻生フィルハーモニー管弦楽団のメンバー=9月27日、麻生区上麻生の川崎青葉幼稚園で

 新型コロナウイルスの影響で演奏会などの公演を中止していた麻生フィルハーモニー管弦楽団が二十五日、川崎市麻生区の麻生市民館ホールで秋の定期演奏会を開催する。国の緊急事態宣言などにより、活動できない困難な期間を乗り越えての演奏会。広報担当者は「開催できるありがたさを感じつつ、地域のみなさまと生の音楽から得られる喜びを分かち合えるコンサートにしたい」と話している。 (安田栄治)
 同楽団は一九八三年に発足。企画から運営まですべて団員が行い、地域に根差した活動を続けている。団員はすべてアマチュアで大学生から会社員、シニア世代と年齢層は幅広く、現在は百人を超える。春と秋の定期演奏会のほか、毎年「麻生音楽祭」「ミューザ川崎市民交響楽祭」「かわさき市民第九コンサート」などに出演している。
 コロナ禍により、三月から活動を中止。四月から予定していた公演はすべてキャンセルとなった。感染症対策として会合などが禁止され、少数の合同練習さえできなくなった。市民館などのホールの使用もガイドラインが厳しく、当初はオーケストラの公演は不可能だった。
 緊急事態宣言が解除され、ガイドラインが緩和されるなかで団員同士で議論を重ね、会場などの感染症対策を十分に施したうえで演奏会を実施すると決めた。全体練習を再開したのが七月下旬。演奏会までの準備期間を考えるとぎりぎりのタイミングだったという。
 担当者は「家庭や職場でさまざまな事情を抱える団員がコンサート開催の感謝と安全への責任感を込めて演奏する。ぜひ鑑賞してほしい」と呼び掛けている。
 演奏会は午後二時開演(開場同一時半)。指揮者に田中健さん、ソリストにチェロの伊藤悠貴さんを招き、モーツァルトの歌劇「魔笛」などから三曲を披露。会場の座席は前後左右を一席ずつ空け、満席の半数の五百席として全て指定席(千円)となる。
 前売り券の購入など、問い合わせは、麻生フィルハーモニー管弦楽団の公式サイトへ。

創立30周年記念公演会を行う麻生フィルハーモニー管弦楽団=2013年、幸区のミューザ川崎シンフォニーホールで(いずれも同楽団提供)


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