鳳凰が輝いた!異例の三社祭ダイジェスト

2020年10月18日 21時24分
新型コロナ感染拡大防止対策のため、台車に一之宮の神輿が載せられ、浅草神社境内で執り行われた神幸祭=東京・浅草で

新型コロナ感染拡大防止対策のため、台車に一之宮の神輿が載せられ、浅草神社境内で執り行われた神幸祭=東京・浅草で

  • 新型コロナ感染拡大防止対策のため、台車に一之宮の神輿が載せられ、浅草神社境内で執り行われた神幸祭=東京・浅草で
  • トラックに載せられ、雷門の前を通る一之宮の神輿=東京・浅草で
  • 花川戸公園で、台車からトラックに載せ替えられる一之宮の神輿=東京・浅草で
  • 巡行した一之宮の神輿には「疫病鎮静祈願」の短冊が掲げられた=東京・浅草で
  • コロナウイルス感染拡大防止対策のため台車に載せられ、トラックに載せ替える花川戸公園へ向かう神輿=東京・浅草で
  • コロナウイルス感染拡大防止対策のため台車に載せられ、執り行われた神幸祭=東京・浅草で
 新型コロナウイルスによる5カ月の延期を経て、浅草がお祭りムードに包まれた。浅草神社(台東区)の三社祭は最終日の18日、「疫病鎮静祈願」と書かれた短冊が取り付けられた宮神輿がトラックで街に繰り出し、この日を待ちわびた人たちの視線を一手に集めた。異例の形を取りながら開催にこだわった主催者は「無事に終えられてひと安心」と胸をなで下ろした。(加藤健太)

◆曇り空が青空に変わり・・

 巡行の安全を祈る神幸祭の後、3基ある宮神輿のうちの一之宮が台車に乗って正午ごろ浅草神社を出発。150メートル離れた花川戸公園でトラックに移され、安全に巡行できるよう1時間かけて厳重に固定された。この間、曇り空が青空に変わり、一之宮の頂点にあしらわれた鳳凰が日差しを受けて輝いた。
 一之宮は、人が歩く速さの倍くらいの「人力車並み」のスピードで駆け巡った。神社を中心に氏子44町を反時計回りに走り、沿道では法被姿の人たちが手を振って歓迎した。
 一番の見せ場となった雷門前では、多くの人がカメラを手に待ち構えた。通過する際は「来年は担ぐからな。待ってろよ」と声が飛び、通り過ぎた後は一角で手締めが起きた。

◆「いてもたってもいられず」

 子どものころから三社祭に親しんできた主婦山崎文伽さん(28)は長男凌空ちゃん(1つ)を連れ「人混みに行くのは悩んだけど、いてもたってもいられなくて」と沿道に駆けつけた。
 2時間かけて巡行した一之宮は午後4時すぎ、花川戸公園で再び台車に移され、神社に戻った。乾いた手締めの音が境内に響き、一之宮は惜しまれながら神輿庫に収められた。

◆来年は5月開催目指す

 浅草神社の筆頭総代、宮本卯之助さん(78)は「満足できる形ではないが、こうして開催でき、来年以降に希望をつなげた」と強調した。来年の三社祭については「新型コロナの状況によるが、例年通り5月開催を目指している」と明かした。

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