中国GDP、4.9%増で2四半期連続でプラスに コロナからの回復鮮明に

2020年10月19日 11時14分
 【北京=坪井千隼】中国国家統計局が19日発表した2020年7~9月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質で前年同期比4.9%増と2四半期連続のプラスとなった。前期(4~6月期)の3.2%増から1.7ポイント伸び、中国経済が、新型コロナウイルスの打撃からいち早く回復していることが鮮明になった。
 同時に発表した1~9月期の主要統計によると、工業生産は前年同期比1.2%増。消費動向を示す小売売上高は7.2%減、工場などへの固定資産投資が0.8%増と、いずれも1~6月期と比べるとプラスに転じたり、マイナス幅を縮小させた。
 中国では散発的に新型コロナの流行があるものの、全国的にはほぼ抑制されており、生産活動や投資、消費が回復。政府は景気対策として高速鉄道やハイテク関連など公共投資を本格化させている。新型コロナの影響で5カ月遅れで開かれた北京モーターショーなど各地で大規模な展示会や商談会が相次いで開催されていることも、景気改善ムードを後押ししている。
 9月の貿易統計(ドル建て)によると輸出額は前年同月比9.9%増。新型コロナによる打撃からの外需の復調を反映し、4カ月連続で前年実績を上回った。国内消費の回復を受け、輸入も13.2%増と3カ月ぶりに前年実績を上回った。
 9月の新車販売台数は、前年同月比12.8%増。6カ月連続で前年実績を上回った。

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