コロナ対策で二転三転 卓球の国際大会「不公平な戦い」に?

2020年10月20日 06時00分
 新型コロナウイルスの影響で中断していた卓球の国際大会が11月に中国で再開される。伊藤美誠(スターツ)ら日本のトップ選手も出場する予定だが、現地での隔離期間などを巡って情報が二転三転し、日本卓球協会関係者が当惑している。

昨年12月、中国・鄭州で行われた国際大会で、中国の陳夢(手前)に敗れた伊藤美誠=共同

◆隔離生活3日→8日程、罰則の可能性も

 国際大会は11月8~10日の女子ワールドカップ(W杯)を皮切りに、同13~15日には男子W杯が開催され、同19~22日の国際卓球連盟(ITTF)ファイナルと続く。いずれも中国が会場になった。
 日本協会関係者によると、中国入国後の感染防止対策として練習もできない隔離生活が当初は3日間とされていた。だが、この数日間で変更になり、8日間程度に延びるという。感染防止に躍起な中国政府の方針とみられ、隔離中の行動には罰則が伴う可能性がある。
 再開後の大会では東京五輪のシード順にも関係する世界ランキングのポイントが成績に応じて与えられる。W杯には20カ国から男女各21人が出場を予定。直前での調整不足が否めない海外勢がいる一方、自国開催の中国勢はその間もトレーニングを積むことができ、試合へ備えることができるという。

◆異例の大会に伊藤選手「試合だけに集中」

 日本協会の宮崎義仁強化本部長は「ゆっくり体調を整え、練習できた状態で試合をやらせてあげたかった。世界ランキングにも反映されるから、不公平な戦いだと思っている」と話す。
 選手は通常の大会前と異なる動きを強いられる。「試合だけに集中したいとは思っている」。伊藤は約8カ月ぶりの実戦に士気を高める中、不安な胸の内ものぞかせ、18日に現地へと向かった。(磯部旭弘)

PR情報

スポーツの新着

記事一覧