献血にご協力を 血液の在庫ピンチ、県赤十字センター 必要量下回る

2020年10月20日 06時56分

感染防止のカーテンを設置した献血バスの車内(県赤十字血液センター提供)

 県赤十字血液センター(横浜市港北区)は、新型コロナウイルスの影響で献血ルームへの来場者や献血バスの出張回数が減少し、十月に入り血液の在庫が必要量を下回っていると発表した。センターは「感染防止対策は十分できている」として、献血への協力を呼び掛けている。(志村彰太)
 センターによると、関東甲信越地方の一都九県で必要な血液の在庫は約一万八百人分。新型コロナの感染者が再び増え始めた六月から在庫が減り始め、十月に一万人分を切り、十五日時点で九千九百人分となった。センターでは十月以降、新型コロナの影響で延期されていた手術が再開され、在庫不足が深刻化するとみている。
 在庫減少は、献血協力者の外出控えに加え、献血バスの出番が減ったことが原因。バスは毎月百八十カ所に出向いているが、会場となる大学の休校やイベントの中止などが相次ぎ、七〜九月は一〜三割が出張できなかった。十月も予定していた百九十会場のうち、三割は中止が決まっている。
 センターによると、県内八カ所の献血ルームと十二台の献血バスでは、消毒を徹底しているほか、職員と献血協力者は入室前に検温する。内部には飛沫(ひまつ)を防ぐカーテンも設置している。担当者は「七月以降は特に、県内で平日に必要な献血者数九百人に届かない日がほとんど。非常に強い危機感を抱いている」と話す。
 県内各地の献血ルームの場所や献血バスの出張予定は、県赤十字血液センターのホームページで確認できる。

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