美智子さま86歳に 詩を朗読のDVDが反響

2020年10月20日 10時04分
 宮内庁は20日に86歳の誕生日を迎えられた上皇后美智子さまの近況を発表し、新型コロナ禍で人々との交流が制限される中で、美智子さまが詩を朗読する映像を収めたDVD付きブック「降りつむ」(毎日新聞出版)が反響を呼んでいると紹介した。

美智子さまの朗読を収録したDVD付きブック「降りつむ」(毎日新聞出版提供)


 表題にもなった詩人永瀬清子の詩「降りつむ」は1948年に発表され、戦争で多くを失った人々への励ましが込められている。永瀬と新川和江、まど・みちお、木下ゆう、新美南吉の計9作品を美智子さまが自ら選んで英訳し、日本語と英語で朗読している。昨年2月に発売された。
 視聴した文学者や音楽家、朗読愛好家ら多くの人たちから「詩人の思いがダイレクトに伝わり素晴らしい」「強いメッセージ性に感動した」「詩の選択にお人柄が感じられた」などと感想をつづった手紙が、宮内庁上皇職に届いている。
 美智子さまは、皇太子妃時代から40年余りも詩の英訳や朗読の活動を続け、戦後70年の2015年10月に皇居の御所(当時)で撮影が行われた。その後、映像の存在を知った人たちから、平成の終幕を迎える前に形として残したいと求める声があがり、DVD付きブックとして出版された。(阿部博行)

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