「御城印」と「御城印帳」 登城記念に市民の会が作成 清明館などで販売 宇都宮

2020年10月21日 07時56分

城主の家紋などが印刷された「御城印」

 近年の「城ブーム」を受けて、市民グループ「『よみがえれ!宇都宮城』市民の会」は、登城記念の「御城印」と、御城印専用の集印帳「御城印帳」を作り、販売を始めた。「御城印」は各地で相次いで誕生しているが、「御城印帳」は珍しいという。(原田拓哉)
 宇都宮城の復元を目指している市民の会は、宇都宮城址(じょうし)公園を会場に毎年、イベントを開催している。十月中旬には「城址まつり」を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止になった。このため、宇都宮城をPRする事業として「御城印」「御城印帳」の作成を企画した。
 城を訪れた思い出になる「御城印」を販売しているのは、全国で四百六十城以上で、増えているという。県内では飛山城(宇都宮市)、壬生城(壬生町)、唐沢山城(佐野市)などに次いで、六城目となる。
 宇都宮城の「御城印」には、宇都宮氏、奥平氏、本多氏など歴代の主な城主の家紋や、復元されたやぐら「清明台」のデザインなどが印刷されている。
 「御城印帳」には、宇都宮城の歴史を紹介するリーフレットが付き、写真やチケットも収納できる。

「御城印」を集める「御城印帳」=いずれも宇都宮市提供

 平安時代に築城されたとされる宇都宮城は、本丸、二の丸のほか、江戸時代に日光東照宮への日光社参の際、将軍が休憩した御成御殿があった。戊辰戦争や先の大戦の宇都宮空襲で焼け落ちたが、二〇〇七年に二つのやぐらや土塀、土塁など一部が復元された。
 「御城印」は三百円、「御城印帳」は二千円。宇都宮城址公園内の清明館や市内のギョーザ専門店が入る「来らっせ」、市のアンテナショップ「宮カフェ」などで販売している。
 市民の会事務局で市公園管理課の江田由美子さんは「本来は登城記念だが、ギョーザを食べた人が目に留めて、宇都宮城跡に足を運んでもらえれば」と話している。

関連キーワード

PR情報