東京五輪のコロナ対策 入場時の観客への検温や荷物検査を実証実験

2020年10月22日 05時50分

観客入場時を想定した新型コロナ対策の実証実験でピストル型機器を使い検温する関係者ら=21日午後、東京都江東区で

 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は21日、新型コロナウイルス対策として観客に行う入場時検査の実証実験を、東京ビッグサイト(江東区)で公開した。来夏の大会では手荷物検査場での検温が想定されるが、順番待ちの行列ができれば熱中症の危険が高まるため、短時間で効果の高い方法を探る。
 実証実験は19日から3日間、警備会社や組織委のスタッフ175人が参加。実際の状況に近い検査場を作り、観客役を並ばせて検温と荷物検査をした。
 検温はサーモグラフィー、ピストル型機器、手首に貼ると体温が分かるシールの3つの方法を試した。それぞれの方法について、観客役が社会的距離を取る、「密」を避けてボランティアの数を減らす、外国人や障害者が列に並ぶ―などの状況を組み合わせた44パターンで実験した。
 今後、検温の精度や行列の通過時間をまとめ、本番に生かす。組織委幹部は「サーモグラフィーやピストル型は暑さによって体温が高く表示されることがあり、精度が課題。シールは短時間で済むが、スポーツ大会で使用例がなく、経費もかかる」と話した。(原田遼)

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