「森進一」成り済まし給付金申請 詐欺罪の同姓同名被告、全国で情報集める

2020年10月21日 22時35分
 石川県内の同姓同名の男性を装って新型コロナウイルス対策の特別定額給付金をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた名古屋市の無職森進一被告(50)の公判が20日、金沢地裁(大村陽一裁判官)で開かれ、検察側は、被告が全国の同姓同名情報を集め、福島県と北海道の男性にも成り済まし、給付金をだまし取ろうとしたと明らかにした。
 この日の公判で森被告は、石川県能登町の男性として給付金10万円をだまし取った詐欺などの罪と、福島県などの男性に成り済ました詐欺未遂などの罪で追起訴された事件について、起訴内容を認めた。
 検察側によると、森被告はインターネットで自分の名前を検索し、全国の同姓同名男性の情報を入手。今年5月、福島県いわき市と北海道留寿都村の男性を装い、オンラインで給付金を申請したが、生年月日の情報などから市や村の職員に不正を見抜かれた。留寿都村で見抜いた職員は、被告が成り済ました男性の親族だった。
 森被告は、5月に石川県能登町に住む男性の家族分の申請書を書き換えて郵送、現金40万円をだまし取ったとして起訴。男性本人を装ってオンラインで申請、10万円をだまし取ったなどとして追起訴された。
(共同)

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