最後のテレビ討論会はバイデン氏に軍配? 直後のCNN調査で14ポイントリード

2020年10月23日 21時05分

22日、米南部テネシー州で、最後の討論会に臨んだトランプ大統領(左)とバイデン前副大統領=AP

 【ワシントン=白石亘】来月3日の米大統領選に向けた共和党のトランプ大統領(74)と民主党のバイデン前副大統領(77)による最後のテレビ討論会が22日、南部テネシー州ナッシュビルで開かれ、新型コロナウイルス対策や人種差別問題、安全保障などで激しい論戦を繰り広げた。

◆相手のマイク音声切る異例措置で普通に政策論争

22日、米南部テネシー州で、最後の討論会に臨んだトランプ大統領=AP

 安全保障では、トランプ氏が核開発を続ける北朝鮮について「オバマ政権を引き継いだ当時は核戦争の寸前だったが、今では非常にいい関係を維持している」と戦争を回避した成果を誇示した。バイデン氏は「北朝鮮はトランプ政権下でミサイル能力を向上させた」と批判。米朝首脳会談に応じるには「非核化への同意が条件だ」と語った。
 また対中国政策でバイデン氏は「同盟国と一緒になり中国に国際的なルールに従わせる必要がある」と述べ、関税を武器にしたトランプ氏の通商政策を非難。トランプ氏は「関税のおかげで滅びそうな鉄鋼産業を守ることができた」と反論した。

22日、米南部テネシー州で、大統領選前の最後の討論会で話すバイデン前副大統領=AP

 ロシアや中国、イランが選挙介入を試みているとされている問題について、バイデン氏は「私が当選したら、その代償を払わせる」と強調した。
 討論会直後の世論調査でCNNテレビはバイデン氏優勢53%、トランプ氏優勢39%と伝えた。
 先月末の第1回の討論会では、トランプ氏がたびたびバイデン氏の発言を妨害し、「史上最悪」の討論会と酷評された。第2回の討論会はトランプ氏が新型コロナウイルスに感染し、中止に。今回は両候補が各テーマで冒頭発言をする間は相手のマイクの音声を切る異例の措置を取った。トランプ氏の不規則発言は減り、政策論争が展開された。

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