環境省、本紙記事を無断コピー 職員に8年間メール配信

2020年10月24日 09時59分
 環境省は23日、本紙を含む新聞や雑誌の記事を約8年間にわたり無断でコピーし、職員にメール配信していたと発表し謝罪した。一部部署で、各社と契約した範囲を超えて記事を配信するのが常態化していた。
 無断でコピーしていたのは環境再生・資源循環局と、出先機関の福島地方環境事務所。同省によると、少なくとも2012年1月から今年6月まで、全国の新聞社や出版社計91社が発行する新聞、雑誌に掲載された「除染」「指定廃棄物」などのキーワードを含む記事を、委託業者の担当者がコピーしてPDFデータ化し、内容に応じて関連部署の職員へ日常的にメールで送っていた。
 こうした「クリッピング」に関し、同省大臣官房総務課は本紙などと契約を結び、毎月一定数のコピーと配信の許諾を得ているが、2つの部署は独自に作業を行い、契約範囲を超えていた。6月に福島地方環境事務所内で著作権に関わるのではとの疑義が生じ、確認をしていた。会見した担当者は「部署で報道を速やかに把握するために始めた。職員の著作権への認識が不足していた」と述べた。(神谷円香)

関連キーワード

PR情報