転落巻き添えの女子大生死亡 男子高生が直撃、大阪・梅田

2020年10月24日 22時51分 (共同通信)
 路上で2人が倒れていた現場付近=23日午後7時32分、大阪・梅田

 路上で2人が倒れていた現場付近=23日午後7時32分、大阪・梅田

  •  路上で2人が倒れていた現場付近=23日午後7時32分、大阪・梅田
 大阪・梅田の商業施設「HEP FIVE(ヘップファイブ)」から飛び降りたとみられる男子高校生に直撃され、意識不明の重体だった大学2年の女子学生が24日午後、死亡した。大阪府警によると、亡くなったのは古川賀子さん(19)=兵庫県加古川市平岡町一色西=で、曽根崎署が死因を調べる。
 古川さんは23日午後5時50分ごろ、ヘップファイブ前を知人と歩いていたところ、大阪府立高校に通う府内在住の男子高校生が屋上から転落してきて巻き添えになった。意識不明の状態で病院に搬送され、治療を受けていた。
 男子高校生も転落直後に病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。屋上に残されていたかばんに遺書はなかったが、署は男子高校生が飛び降り自殺を図ったとみて親族や学校関係者から事情を聴くなどして、詳しい状況を調べている。
 署によると、古川さんは当時、知人女性と梅田に買い物に来ていた。付近の防犯カメラには、ヘップファイブ前を歩いていた古川さんの背中付近に男子高校生が当たり、古川さんが前方にはね飛ばされたような様子が写っていた。
 男子高校生が転落前、最上階に当たる10階の扉の内鍵にあったプラスチック製カバーを壊して解錠し、屋上に出たとみられることも分かった。カバーが壊されるとブザーが鳴り、警備員に知らせる仕組みになっていた。23日夕も作動し、警備員が屋上に駆け付けたが、既に誰もおらず、男子高校生のかばんだけが残されていた。扉のそばの床には、壊されたカバーが落ちていた。
 ヘップファイブは大阪の中心地、阪急大阪梅田駅近くの繁華街にある。アパレルショップなどが入り、建物の上に赤い観覧車もあってランドマークになっている。

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