<記者だより>対話

2020年10月25日 07時18分
 平塚市が進めている海岸沿いの公園整備事業について、地元住民が計画の見直しを求める声を上げ続けている。今のままでは既存の樹林が大幅に失われ、防災機能が低下し、居住環境が悪化すると危惧。「伐採しないでほしい」と訴える。
 独自の整備案も示しているが、状況は変わらず、住民らは市の対応を嘆く。「二年半前ぐらいから、いろいろ意見を言っているのに聞いてくれない」「署名もまともに受け止めてもらえない。のれんに腕押し」
 一方、計画実現を期待する市民の声も幾度となく聞いた。市が開いたオンライン会議に参加した男性は自らの考えを語り、見直し派の住民の話に耳を傾け、最後に言った。「公園ができれば魅力的なまちになる。でもやっぱり地元に住んでいる人たちの了解がないとうまくいかないと思う」
 ある施設の建設を巡り、関係自治体の幹部が住民の不安に理解を示し、事業者に計画の変更を働き掛けた例を以前、このコラムで書いた。平塚市は地元住民との対話は続けると約束している。 (吉岡潤)

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