多摩川の世田谷玉川地区 堤防整備前に住民説明会

2020年10月25日 07時16分

台風19号で水があふれ出た兵庫島公園入り口付近。現在は2メートル近い高さの大型土のうが積まれている=世田谷区玉川3丁目で

 昨年十月の台風19号の影響で川の水があふれた世田谷区玉川地区で、多摩川左岸の堤防を整備する工事が近く始まる。それを前に、国土交通省の京浜河川事務所が、同地区で住民への工事説明会を開いた。 (岩岡千景)
 19号の被害を受けて国や都、多摩川流域の区などの自治体がまとめた「多摩川緊急治水プロジェクト」に、二〇二四年度までに堤防を整備する計画が盛り込まれた。
 現在、二子玉川駅高架下付近から上流に約三百メートルは堤防がなく、その先の約二百四十メートルには暫定堤防がある。計画ではこの計約五百四十メートルに堤防を整備する。
 本年度は第一期工事として、台風で水があふれ出た玉川三丁目の兵庫島公園入り口付近を中心に堤防を築く。今月中に測量などを始めて十一月ごろに着工し、来年三月に完了する予定。

堤防の建設工事が始まるのを前に、国交省が開いた住民説明会=世田谷区の玉川区民会館で

 堤防整備は、国と住民との間で話し合いが重ねられ、住民は樹木の保全やプライバシーへの配慮などを求めてきた。工事は、話し合いを経てまとめた整備方針に基づいて進めるという。
 説明会は十六日、同地区の玉川区民会館で二回にわたって行われ、住民計約六十人が出席。京浜河川事務所の担当者が工事範囲や工期などを話し、使用道路など工事の詳細や進め方に質問が上がった。同事務所は今後も話し合いの機会を設けていくという。

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