歩行者優先 徹底を 運転手摘発 過去最多1万7000件超

2020年10月25日 07時19分

横断歩道を渡る歩行者の前を通り過ぎる乗用車=横浜市中区で

 横断歩道での歩行者優先のルールを浸透させようと、県警が取り締まりを強化している。道交法の横断歩行者妨害で摘発した件数は九月末までに一万七千八百六十八件で、過去最多だった昨年一年間(一万五千百四十八件)をすでに上回った。
 県警によると、信号機のない横断歩道で歩行者が車両にはねられた事故は九月末現在で三百六十九件で、前年同期に比べ百件減った。けが人は三百七十一人(前年同期比百一人減)、死者は三人(同増減なし)。取り締まりの強化が事故件数の減少につながっているとみられる。
 違反した運転手の多くは「歩行者が渡るか分からず通り過ぎた」「歩行者が止まったから」などと話しているという。県警の担当者は「今後も取り締まりなどを通して、『横断歩道は歩行者優先』というルールを定着させたい」と話す。
 日本自動車連盟(JAF)が八月に行った全国調査では、県内での一時停止率は23・4%。全国平均の21・3%を上回り、都道府県で十九番目だが、ルールを守ったのは四台に一台程度にとどまった。最も高かったのは長野県(72・4%)で、兵庫県(57・1%)、静岡県(54・1%)と続いている。 (土屋晴康)

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