<茨食健美 大和沙織のこだわりレシピ>坊ちゃんカボチャプリン ハロウィーンのお供に

2020年10月25日 07時45分
 心地よい秋風が吹き抜ける、すがすがしい季節になりました。ハロウィーンなどもあり、この時季によく見かける「坊ちゃんカボチャ」を使ったかわいらしいプリンを紹介します。
 カボチャは一年で日が最も短い「冬至」に食べる風習がありますが、夏の野菜です。長期保存ができるため、昔は冬でも食べられる野菜として重宝されていたそうです。粘膜や皮膚を健やかに保ってくれるβカロテンをはじめ、ビタミンC、Eなどが豊富で、本県では江戸崎かぼちゃ、みやこかぼちゃ、里川カボチャなどの銘柄があり、全国有数の産地です。
 今回のレシピは坊ちゃんカボチャを器にし、プリン自体にカボチャがそんなに入りません。大きなカボチャなどを使ってカボチャを入れたプリンを作りたい場合は、今回の分量に対して正味六十グラム程度を電子レンジで加熱して(もしくはゆでて)軟らかくしてつぶしたものを混ぜて(作り方(4))作ることもできます。
 カボチャ自体に甘さを加えていないので、プリンは少し甘めにしてありますが、はちみつやメープルシロップ、黒蜜などをかけて食べるのがオススメです。
 また、作り方(8)でオーブンでの湯煎焼きもできます。鍋ではなく、耐熱容器にカボチャを入れ、三分の二くらいまで湯を入れ、天板に乗せて余熱なし百五十度で三十五分ほど火にかけます。繰り返し作る方は、オーブンの方がその都度、火加減を調整しなくて良いので作りやすいと思います。
 ところで、ニンジンやカボチャを切ったまな板などに野菜の色が付いてしまって落ちなくなったという経験はありませんか?
 色はβカロテン、つまり脂溶性ビタミンであるビタミンAの色に由来します。そのため、サラダ油などの油を少量塗ってよくなじませ、食器用洗剤で油を落とすようにしっかりと洗ってすすぐと、色が油に溶けて一緒に落ちやすくなります。困ったら、ぜひ試してみてください。

◆材料2個(1個466キロカロリー)

坊ちゃんカボチャ 2個(1個約300グラム)
牛乳 150グラム
生クリーム 50グラム
砂糖 45グラム
卵 2個

◆作り方

(1)坊ちゃんカボチャの上を切り落とし、曲がりにくいスプーンで実を削り過ぎないように気を付けながら、タネとワタをくりぬいて取り除く。
(2)皮に貫通しないように気を付けながら、スプーンで実を削る。
(3)くりぬいたカボチャの器になる部分と(2)の実をそれぞれラップで包み、600ワットの電子レンジで3〜4分加熱する。
(4)ボウルにチンしたカボチャの実と砂糖を入れて、フォークでしっかりとつぶし、そこに卵を加えて卵白をしっかりと割りほぐす。
(5)牛乳を小鍋に入れて沸騰させないように温める(小さな気泡がふつふつし始めたらすぐに火を止める)。
(6)(5)に生クリームを加えて少し温度を下げてから(4)のボウルに注ぎ、混ぜる。
(7)(6)のプリン生地をザルでこし、(3)のカボチャの器に流し入れ、アルミホイルで覆いふたをする。
(8)鍋にカボチャが2/3漬かるくらい湯を入れ、弱火に20分以上かける(固まるまで)。
<やまと・さおり> 管理栄養士、料理研究家。1989年、水戸市生まれ。東京農大卒。市内で「お料理教室オムスビ」を開講している。

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