アフガン首都カブールで自爆テロ18人死亡、50人超負傷 ISが犯行声明

2020年10月26日 05時50分
 【バンコク=岩崎健太朗】アフガニスタンの首都カブールの教育施設付近で24日、自爆テロとみられる爆発があり、少なくとも18人が死亡、50人以上が負傷した。AFP通信によると、過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。アフガン和平を巡る政府と反政府武装勢力タリバンの交渉は1カ月半が経過したが足踏み状態が続き、治安情勢が悪化している。
 地元メディアによると、不審者が施設に入ろうとしたところ警備員に制止され、路上で爆発が起きた。10代の若者も犠牲となり、治安筋の話として死者29人、負傷者72人との情報もある。現場はカブール西部で、イスラム教シーア派の少数民族が多く、過去にもISやタリバンのテロ被害に遭ってきた。
 今回、タリバンは即座に犯行を否定したが、サレー第一副大統領は「偽りの天国を求める腐ったイデオロギーを根絶しなければならない。ISもタリバンもイデオロギーを共有している」と非難した。
 政府とタリバンは9月12日に中東カタールで和平交渉入りしたが、宗教原則や他国との協定など交渉の運び方を巡る入り口論で折り合えず、作業部会が断続的に協議を継続。その間、タリバンの政府側への攻撃やISのテロが頻発し、米国のハリルザド和平担当特別代表らは「和平プロセスを脅かしている」と懸念を表明している。

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