銚子の加瀬さん、目標は世界一の力持ち パワーリフティングで日本記録

2020年10月26日 07時18分

パワーリフティングの日本記録を打ち立てた加瀬智さん=銚子市役所で

 持ち上げるバーベルの重さを競う「パワーリフティング」で、銚子市在住の加瀬智さん(28)=Ks Gym横浜所属=が、兵庫県明石市で八月三十日に開かれた全日本選手権の男子一般百二十キロ級に出場し、二種目で日本記録を樹立して優勝した。「目標は世界一」と、さらなる高みを見据えている。(小沢伸介)
 大会では、ベンチ台に横になって胸から持ち上げる「ベンチプレス」、肩に担いでしゃがんだ後に立ち上がる「スクワット」、床に置いたバーベルを引き上げながら上体を起こす「デッドリフト」の三種目と、そのトータルで競った。
 昨年に続き二度目の出場となった加瀬さんは、得意のベンチプレスで三回の試技をすべて決め、日本記録を〇・五キロ上回る三〇三・五キロに到達。その他の二種目では一回ずつ試技の失敗があったものの、トータル八百八十一キロで日本記録を一キロ上回った。
 「ベンチプレスは精度を高める練習の成果が出た。個人競技ではあるが、ベンチTシャツを一人で着ることができない。セコンドとして帯同してくれた同じジムの選手の協力あってこその記録と優勝。本当に感謝している」と話す。
 県立銚子商業高校二年の時に趣味で筋力トレーニングを始めて「見せる体」づくりに励んでいたが、力を求めて二十歳でパワーリフティングを志し、二〇一五年から競技会に参加するようになった。
 現在はアルバイトしながら旭市のフィットネスジムで種目ごとに必要な筋肉の部位を丹念に鍛え、週末に横浜市港北区の所属ジムに通って技術を高めている。「今はベンチプレスで三百二十キロを確実に上げられるよう体を慣れさせている」という。
 次は、福岡県中間市で十一月に開かれる全日本ベンチプレス選手権大会にエントリーしており、優勝を目指している。
 「努力が結果に表れるところがパワーリフティングの魅力。世界のレベルは高いが、時間をかけてしっかり練習をやっていけば行けなくはない。人間の可能性は半端ない。やるかやらないか、です」
 加瀬さんは二十一日、銚子市役所に越川信一市長を訪ねて結果を報告した。越川市長は「銚子の日本一が一つ増えたことを大変うれしく思っている。さらなる活躍を」と激励した。

関連キーワード

PR情報

千葉の最新ニュース

記事一覧