ビデオ電話介し 手話同時通訳 藤岡市が聴覚障害者を支援

2020年10月26日 07時21分

電話リレーサービスの実演で、ビデオ電話機能を通して手話同時通訳する参加者=藤岡市役所で

 藤岡市は、耳が聞こえない人と聞こえる人の通話をインターネットのビデオ電話を介した手話同時通訳でつなぐ「電話リレーサービス」を始めた。外出先からでも病院などへの急な連絡や車の故障など困ったときに利用でき、障害者の生活支援につなげる。市によると、県内では県聴覚障害者連盟(前橋市)が同サービスを行っているが、市町村では初めて。 (石井宏昌)
 聴覚障害者がスマートフォンやタブレット端末、パソコンのビデオ電話機能を使い、市の手話通訳者と手話でやりとりし、手話通訳者が電話で連絡先に同時通訳で会話して内容を伝える。自宅や外出先などから病院や店舗など幅広い通話先に電話連絡が可能になる。
 ファクスやメールで連絡を受け付ける場所も増えたが、返事に時間がかかったり、用件によってやりとりが複数回になり、急ぎの場合は間に合わなかったりするなど不便な面が指摘されていた。
 サービス対象者は、市内在住で耳が聞こえないことで音声通話ができない人。市によると、市内で百八十五人になる。二十二日には市聴覚障害者協会関係者や手話通訳者らが市役所で実演し、参加した同協会の吉原孝治事務局長(52)は「困ったときや急ぎの連絡などで便利と思う」と歓迎した。
 市福祉課で登録を受け付け、端末の設定などができ次第、順次利用できる。利用時間は平日午前八時半〜午後五時。利用料は無料(通信料は利用者負担)。

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