GoToイートは紙で ニコニコエール品もお得 節約のプロがコロナ禍の家計指南

2020年10月27日 06時00分
 コロナ禍でわたしたちの家計が激変している。節約アドバイザーの丸山晴美さんに秋冬の「家計防衛術」を聞いた。 (池尾伸一)
 ―最新の家計状況(総務省の8月時点の家計調査報告)をどうみる。
 「医療用品が上がっているのはマスクなどの購入が増えたためでしょう。これらの価格急騰は収まっている上、布マスクにすれば支出は減るでしょう。これから増えるのは暖房など光熱費や、年末年始の食料購入費です」
 ―注意のポイントは。
 「食品購入が増えるのは外食が減っているのと裏腹で仕方ない面がありますが、それでも手はあります。うちでよくやるのが『かさ増し』です。野菜に豚ばら肉のスライスを巻いて焼いたり、ひき肉に刻んだキャベツを混ぜ込んでメンチカツにしたり…。おいしいし、肉をそのまま食べるより、安価で、ヘルシーです」
 「食費は一般に手取り収入の2割が上限といわれています。手取り月30万円なら6万円。5等分して毎週1万2000円。これを超えないよう注意すると抑えられます。レシートを家計簿に貼り、記録しましょう」
 ―「GoToキャンペーン」の活用法は。
 「『GoToイート』は紙の方が使い勝手がよいと思います。25%分のプレミアム付き。お店によってはテークアウトや出前の支払いにも使えるため、親戚・友人の集まりでオードブルを用意する時などお得です。ふるさと納税サイトの『ふるさとチョイス』が行っている『ニコニコエール品』(生産者緊急支援の補助金に基づく仕組み)も、通常の返礼品より相当お得。牛肉切り落としやイクラなどもあり、寄付金控除も受けながら年末年始の食費軽減の助けになります」
―通信費や暖房費は。
 「政府は通信費を下げると言いますが、いつもどこが安いのか分からない結果になってしまいます。格安SIM(個人情報記録用のICカード)を入れたスマホにすると安くなります。1つの回線契約でSIMを追加設定できるOCNのプランでは、家族4人で月8000円前後で利用できます。テレワークもテザリング(1つの回線を複数の機器で共有できるサービス)でできます。暖房費削減にはきちんとカーテンを閉める、お風呂を入れたら家族で続けて入り、沸かし直しを避ける、などが有効です」
 ―コロナ禍の家計防衛の心構えは。
 「長丁場なので深刻になると続きません。節約は家族みんながゲーム感覚で楽しむのがコツです。やりくりしたお金とキャンペーン活用で外食や旅行も楽しみ、メリハリある出費を心がけるのがよいでしょう。コロナ禍で大変な飲食店やホテルなど観光産業を支援することにもなります」
◇          ◇
 丸山晴美さんが監修した来年用の家計簿「節約家計ノート2021」=写真=が、発売中だ。
 家計管理がしやすい体裁で丸山さんの節約アドバイスも盛り込んだ。全国の書店で販売するほか、本紙取り扱いの販売店でも取り次ぐ。定価572円。問い合わせは、東京新聞出版・社会事業部=電03(6910)2527=へ。

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