千代田区長マンション問題 三井不が「無抽選だった」と証言

2020年10月26日 19時57分

石川雅己千代田区長

 東京都千代田区の石川雅己区長が、一般販売されない「事業協力者住戸」と呼ばれるマンションを家族と購入していた問題を調べている区議会百条委員会は26日、販売会社の「三井不動産レジデンシャル」で担当者だった当時の部長への証人尋問を行った。元部長は、区長が購入した部屋と同タイプの8戸のうち6戸は「無抽選だった」と証言した。
 百条委終了後、早尾恭一委員長(自民)は記者団に対し、抽選にならず特別に人気がある部屋ではないとしたら「なぜ、1戸だけ区長に特別扱いをしなければいけなかったのか。疑念が残る」と話し、さらに経緯について調べる考えを示した。
 事業協力者住戸について、元部長は「地権者だけではなく、お得意さまに販売する場合もある」と説明。区長の家族には「強い購入意欲、資金の裏付けがある」との感触を得たため「販売戦略上の判断」として、家族が希望する部屋を事業協力者住戸にした、などと述べた。
 マンションは、区の許可で高さ制限などが緩和されているが「手続きは定められた要綱に沿って行われた。優遇があったとは考えていない」と述べた。
 このマンションは地上18階建て。全92戸のうち、3戸が事業協力者住戸となっていた。このうち区長は67平方メートルの部屋を2018年から妻、次男と3人で共有している。

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