シャキッと美味 マコモタケ 柏の手賀沼畔で親子連れら収穫体験

2020年10月27日 07時39分

2メートル以上の高さに育ったマコモに囲まれて収穫体験する参加者

 新食材として注目される「マコモタケ」を栽培している柏市戸張の手賀沼畔の農地で、収穫体験会が開かれた。周知を図ろうと、生産者、支援ボランティアが参加を呼び掛け、秋晴れの下、親子連れら約三十人が刈り入れにいそしんだ。
 マコモタケは、イネ科の多年草マコモの茎。茎の根元部分が「黒穂菌」のはたらきで膨れ、シャキシャキしたタケノコのような食感を持つようになる。湿地に生えるため、コメの転作作物として、二十年ほど前から、各地で栽培の取り組みが始まった。
 同市では稲作農家の浜嶋静さんが水田の一部を使って栽培に乗り出し、二千三百平方メートルほどに植え付けている。体験会は、マコモタケを地元名物に育て、水辺の景観形成にも役立てようと、有志が結成した「柏市コミュニティ植物医師の会マコモタケチーム」が十八日に主催した。
 我孫子市の小学校五年生井上泰良(たいら)君(11)は、母優子さんに連れられ、弟の朝陽ちゃん(2つ)と一緒にマコモタケを刈り取った。「友達が『おいしいよ』と言っていたので、楽しみ」と話し、会場に用意された炒め物を試食して「おいしい」と声を上げた。
 横浜市の石田こずえさんは、四十年来の友人で高校の同級生だった柏市の野菜ソムリエ亀岡浩美さんに誘われて参加した。「以前、中華料理で食べて気に入った。扱っている店が見つからなかったが、亀岡さんから『柏では栽培も行われている』と紹介された」
 在来の野生のマコモは茎が膨れず、食用には向かない。野菜のマコモタケとして流通しているのは、中国から導入されたマコモの改良品種という。(堀場達)

あぜ道でマコモの炒め物を試食=いずれも柏市で


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