学術会議の任命拒否、菅首相「説明できないことがある」

2020年10月28日 06時00分
日本学術会議

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 菅義偉首相は26日夜のNHK番組で、日本学術会議の会員任命に関し「一部の大学に偏っていることも客観的な事実だ。民間や若い人が極端に少ない」と述べ、会議側の会員選考に偏りがあるとの認識を示した。会員候補6人の任命を拒否した理由は「説明できることとできないことがある」と明言しなかった。
 首相は「推薦された人をそのまま任命していいのか迷った結果、このような対応をした。私が任命すると公務員になる。政府として関与して責任を取る必要がある」と強調した。
 会員構成について「民間や若い人、地方の大学から満遍なく選んでほしい。現職の会員が推薦できる仕組みだと自分に近い人になってしまう。改革する必要がある」と語った。
 加藤勝信官房長官は27日の記者会見で首相の発言について「会員の人選は所属先にとらわれず、広い視野に立ちバランスの取れた形で行われていくことを示した」と話した。任命された99人のうち東大所属の会員が最多で、拒否された6人に東大所属が含まれることについては「個々の人選について言っているわけではない」と述べた。(井上峻輔)

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