菅首相「原子力を含めたあらゆる選択肢を追及」 2050年の脱炭素社会実現に向け 

2020年10月28日 15時55分

衆院本会議で代表質問に答弁する菅首相

 菅義偉首相は28日の衆院本会議の代表質問で、自らが掲げた2050年までの脱炭素社会実現に向けて「再生可能エネルギーのみならず、原子力を含めたあらゆる選択肢が追及していく」と述べた。
 また福島第一原発の敷地内でタンクに保管している汚染処理水について「敷地がひっ迫する中で、いつまでも方針を決めず、先送りすることはできない。これまでの検討を踏まえ、さらに政府内での検討を深め、今後適切なときに、政府として責任を持って処分方針を決めていく」と話した。
 原発をめぐっては。自民党の世耕弘成参院幹事長(元経済産業相)は27日の記者会見で、脱炭素に向けて「安全に配慮しながら再稼働を進め、新技術を取り入れた原発の新設も検討することが重要だ」と発言した。
 一方、加藤勝信官房長官は28日の記者会見で、脱炭素社会を目指すエネルギー戦略に関し「現時点で原発の新増設、リプレイス(建て替え)は想定していない」と述べ、当面は再生可能エネルギーの導入拡大や、安全性の確認された既存原発の再稼働などに注力する考えを示している。(デジタル編集部・鷲野史彦、三輪喜人)

関連キーワード

PR情報

政治の最新ニュース

記事一覧