江戸時代の「日光社参」振り返る 企画展「宇都宮の宿場と街道」

2020年10月29日 07時56分

「宇陽略記」(手前)などが展示されている会場=宇都宮市で

 近世、宇都宮の主要道だった日光道中、奥州道中の二つの街道と街道沿いにあった四つの宿場を紹介する企画展「宇都宮の宿場と街道」が、市内の上河内民俗資料館で開かれている。
 パネルや文書など約七十点の資料で、江戸時代の「日光社参」などの様子を振り返る。十二月二十日まで。
 市内には雀宮宿、宇都宮宿、徳次郎宿、白沢宿があり、昨年十二月には、雀宮宿の芦谷家仮本陣が市の認定建造物になった。仮本陣の模型も展示され、位の違いによって休む部屋の工夫も施されていた様子が分かる。仮本陣の役目を終えた後も、明治天皇の休憩の場所にもなっていたという。
 宇都宮宿は、宇都宮城の周囲に城下町が広がっている様子を絵図で紹介。宇陽とも呼ばれていた宇都宮の観光ガイドとも言える「宇陽略記」は、絵で観光スポットを楽しめる。
 宇都宮宿の関連では、大名などが休む目印として、宿の出入り口や本陣の前に立てられていた関札も残されていた。
 宇都宮宿から日光道中と枝分かれする奥州道中の最初の宿場となった白沢宿では、茶屋に残されていた看板なども展示され、興味深い。原則月曜休館。入場無料。(原田拓哉)

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