フランス全土で再び都市封鎖、12月1日まで外出制限 ドイツでも新たな規制策

2020年10月29日 10時26分
28日、パリの飲食店で、テレビ演説するマクロン大統領を見る人々=ロイター・共同

28日、パリの飲食店で、テレビ演説するマクロン大統領を見る人々=ロイター・共同

  • 28日、パリの飲食店で、テレビ演説するマクロン大統領を見る人々=ロイター・共同
 【パリ=谷悠己、ベルリン=近藤晶】フランスのマクロン大統領は28日、新型コロナウイルス感染拡大の第2波を受け、今春に続いて全土で都市封鎖(ロックダウン)を行うと発表した。30日から12月1日まで、通勤や必需品の買い物、高校生以下の通学を除く不要不急の外出が制限される。
 累計感染者が欧州最多のフランスは夜間外出禁止令を出していたが、今月25日の新規感染者が初めて5万人を超すなど状況は悪化。マクロン氏はテレビ演説で「この第2波は第1波より強力だ。何もしなければ40万人以上が亡くなる恐れがある」と理解を求めた。
 地域圏をまたぐ移動は禁止され、外出には理由書が必要となるが、今春の封鎖時は制限された経済活動や通学の規制は緩まった。
 ドイツのメルケル首相も28日、飲食店の閉鎖や観光目的の宿泊禁止などの新たな規制策を発表した。11月2日から月末まで。小売店や学校、宗教施設は閉鎖しない。経済に大きな影響を及ぼした今春の大規模な制限と異なり部分的なロックダウンにとどめた。
 ドイツの1日当たりの新規感染者は1万4000人を超え、75%は感染ルートが不明。メルケル氏は記者会見で「このまま感染が続けば医療体制が限界に達する。私たちは今、行動しなければならない」と訴えた。
 飲食店は持ち帰りのみ営業。映画館や劇場は閉鎖され、大型イベントも禁止となる。公共の場での集まりは2世帯計10人までに制限される。

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