なぜ?神田でパンダ ゆるキャラ作ろう! ネット投票中

2020年10月30日 06時49分

「キンキン広場」で投票を呼び掛ける「神田でパンダ」会長の石垣曜子さん=千代田区で

 千代田区の神田地区で、「パンダ」がモチーフのゆるキャラを作ろうと呼び掛けている人たちがいる。候補の中から、どれが一番いいかを決めるインターネット投票も始まった。コロナ禍での町おこし作戦なのだが、それにしても、なぜ「神田でパンダ」なのか。(浅田晃弘)
 おしゃれなハット姿で、ステッキを持つ「ハイカラパンダ」。神田にちなんでカンカンとダンダンと命名した「アベックパンダ」。サングラスがトレードマークでおなかがマンガの吹き出しのような形をした「モコモコパンダ」…。
 開催中の「『神田でパンダ』キャラクター投票」は三候補の中から、どのパンダが街の盛り上げ役としてふさわしいかを一般投票で決める。呼び掛け人の老舗そば店「神田錦町更科」四代目、堀井市朗さん(57)は「住民に限らない。たくさんの神田を愛する人たちに参加してほしい」と言う。
 神田には、誰もが知る街のキャラクターがいない。コロナの影響で客足が急減した初夏、堀井さんは、パンダのシャンシャン誕生で上野の商店街がにぎわったことを思い出しながら、客を呼び込むパンダのゆるキャラを作りたいと思った。これは決して、神田の街と無関係な発想ではない。実は、神田にもちょっと知られたパンダがいる。
 神田錦町の面積七十六平方メートルの小さな公園。かつて六台分の駐車場だったスペースを、都市再生機構(UR)が遊休地活用の一環で地域開放した「キンキン広場」に昨年二月、設置されたパンダの遊具。オフィス街でぽつんとたたずむ光景がネットで話題になり、テレビも取材に来た。

パンダの遊具

 堀井さんは、このパンダを観光名所にしたい。当時のURでキンキン広場を担当し、パンダ遊具を置くことを提案した石垣曜子さん(45)に声をかけ「神田でパンダ」の会を結成した。石垣さんが会長となり、ゆるキャラ選びの投票を呼びかけながら、遊具の存在をPR。神田に街歩きで訪れる人を増やす活動をする。
 石垣さんは「広場に何を置くか考えたとき、鉄棒や平均台などありふれた遊具よりは面白がってもらえると思った」と振り返る。反響は予想以上で「パンダ人気を改めて実感した」と言う。今は、神田に増えたマンションでテレワークする人が街にあまり出てこないことが気になる。「パンダを探しに外に出てきて、地域の魅力に気が付いてくれたら」と願っている。
 投票は「神田でパンダ」公式ホームページから。十一月二十八日正午に締め切り。同日午後、ツイッターなどで結果発表がある。

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