俳優座の舞台「火の殉難」 2・26事件当時の高橋是清を通し激動の時代切り取る 11月6日初演、オンラインでも

2020年10月30日 17時49分

劇団俳優座「火の殉難」の稽古を重ねる出演者ら=東京・六本木で

 劇団俳優座は11月6~22日、東京・六本木の俳優座5階稽古場で、1936年の「2・26事件」当時の高橋是清蔵相を通して激動の時代を切り取った舞台「火の殉難」(川口啓史演出)を上演する。
 高橋(河野正明)は養祖母(岩崎加根子)との対話から、教師、実業家、日銀総裁、政治家に至る半生を振り返っていた。軍部が台頭し始めた時代、希代の蔵相をどう描くのか…。脚本は重厚で骨太の作品を上演している劇団チョコレートケーキの古川健。
 「高橋家のバックボーンを描くことを心掛けた」と川口。高橋役の河野は「伯父は是清が総裁だった政友会の書生をしていた」と縁を明かす。演じるに際し「是清を温かさのある人間として表現することを(川口から)求められた。混迷する現代との対比もしてもらえればオーバーラップする部分も多いと思う。気骨のあるエンターテインメントにしたい」と語った。
 公演はオンライン配信でも鑑賞できる。13日は休演。詳細は公式サイトで。俳優座=03・3470・2888。

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