「地道な平和活動」3組たたえ 澄和Futurist賞に高橋さんら

2020年10月31日 07時52分

「第5回澄和Futurist賞」を受賞した(左2人目から)高橋尚子さん、劇団こまつ座代表の井上麻矢さん、畠山重篤さん。左端は澄和の村石久二理事長=東京都千代田区で

 「平和、人・自然 なごむ世界へ」をスローガンに、地道な平和活動などに取り組む個人や団体をたたえる「澄和(とわ)Futurist(フューチャリスト)賞」の表彰式が二十七日、東京都千代田区であった。五回目の今年は、シドニー五輪マラソン金メダリストの高橋尚子さん、宮城県気仙沼市でカキ養殖を営む畠山重篤さん、劇団こまつ座(代表・井上麻矢さん)が受賞した。(鈴木賀津彦)
 同賞は、人の和や自然との調和を大切に「平和な未来への想(おも)い」を広げる活動を支援しようと、一般財団法人澄和(理事長・村石久二スターツコーポレーション会長)が二〇一六年に創設した。
 選考理由で同財団は、高橋さんが「現役引退後、スポーツキャスターとして活躍する傍ら、社会活動にも注力」したことをあげ、「全国各地のマラソン大会で市民ランナーに伴走しながらエールを送り、ゴールでは一人ひとりをハイタッチで迎えるなど、走る楽しさを伝える」姿勢を称賛。特に、二〇〇九年から日本で集めた運動靴を途上国に寄贈する「スマイル・アフリカ・プロジェクト」などの成果をたたえた。
 畠山さんは「森は海の恋人」と、森と川と海の関わりの重要性を説き、三十年以上植林活動に取り組む。
 こまつ座は、日本国憲法の良さを伝えることを一生の仕事とした作家井上ひさしさんが旗揚げした劇団。「平和へのメッセージを込めた作品を三十七年間上演し、見る人の心に訴え続けている」と、現在は三女の井上麻矢さんを中心に思いをつないでいる演劇活動への期待を込めた。

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