ハロウィーン本番、今年は渋谷も仮装まばら、目立つマスク姿

2020年10月31日 22時43分

仮装した人らでにぎわう渋谷スクランブル交差点=31日午後6時16分、東京都渋谷区で

 ハロウィーン本番を迎えた31日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東京都内や川崎市では来訪自粛の呼び掛けや、オンラインでのイベント開催となり、街は例年と様変わりした。いつもの年なら仮装した大勢の若者らでにぎわう東京・渋谷も、人出は控えめだった。
 「ホーム・ハロウィーン」などのメッセージボードが掲げられた渋谷駅周辺。区は「自宅で楽しんで」と異例の来訪自粛を呼び掛けた。31日夜、警視庁が機動隊員ら数百人態勢で警戒に当たる中、スクランブル交差点を渡る人波はマスク姿が目立った。
 仮装した人は例年より少なかったが、人気漫画「鬼滅きめつやいば」のキャラクターやメイド服姿の若者らも。アニメ「風の谷のナウシカ」の登場人物にふんした横浜市の男性会社員(24)は「人が少ないことに寂しい気持ちがなくもないが、コロナなので仕方がない」と割り切った様子だった。
 マスク姿で仮想の人たちを遠巻きに眺めていた、さいたま市の男子大学生(19)は「感染対策をしっかりして楽しむならいいが、マスクなしでコスプレをしている人もいて、少し気になった」とも。
 街頭で見守った渋谷センター商店街振興組合の小野寿幸理事長(79)は「若者が来訪自粛に協力してくれた」と安堵あんど。「ここ数年は混雑しすぎて開けない店もあり、渋谷はハロウィーンのマイナス効果が大きかった。程よいにぎわいが必要だ」と話した。
 渋谷駅周辺では近年、ハロウィーンで訪れた人の一部が暴徒化したり、痴漢などの犯罪行為があった。警視庁は今年も、軽妙な語り口で交通誘導する「DJポリス」を出動させるなど、トラブルに備えた。(佐藤大)

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