個展スタイル 6人の感性 県ゆかりの美術家、水戸で3日から企画展

2020年11月1日 07時37分
 県ゆかりの現代美術家六人を紹介する企画展「6つの個展 2020」(東京新聞水戸支局など後援)が三日、水戸市千波町の県近代美術館で開幕する。会場は作家ごとに区切られ、個展巡りの感覚で作品を鑑賞できる。 (佐藤圭)
 「6つの個展」シリーズは一九九六年、二〇一五年に続く三回目。今回は、牛久市在住の彫刻家・一色邦彦さん、石岡市出身のテキスタイルデザイナー須藤玲子さん、常陸大宮市在住の画家・野沢二郎さん、長くかすみがうら市にアトリエを構えていた画家・国司(くにし)華子さん、北茨城市在住のガラス作家アビルショウゴさん、土浦市のアトリエで制作を続ける陶芸家・塩谷良太さんが参加し、計六十一点を出品する。
 ブロンズの女性像で知られる一色さんは、参加者の中で最年長の八十五歳。繊維強化プラスチック(FRP)製の大作「炎翔(えんしょう)」は、ダイナミックで浮遊感のある表現が目を引く。

一色邦彦さんの「炎翔」(2004年)

 須藤さんのテキスタイルは、日本の伝統的な染色技法から最先端の産業技術まで駆使し、国内外で高い評価を受ける。当初、英国の展覧会に出品中のインスタレーション作品「扇の舞」を公開する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で会期が変更されたために中止。本展では代わりに、同じコンセプトの新作を発表する。

須藤玲子さんの「扇の舞」(2020年)

 十二月二十日まで。月曜休館(ただし十一月二十三日は開館、翌二十四日休館)。一般八百七十円、七十歳以上四百三十円、高大生六百十円、小中生三百七十円。同館ホームページで日時指定整理券(無料)を取得した人の入場が優先。問い合わせは同館=電029(243)5111=へ。 

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