熊谷千葉市長が千葉県知事選に出馬表明 市長選とのダブル選に 

2020年11月2日 20時25分

千葉知事選への出馬を表明する熊谷俊人千葉市長=千葉市で

 来春に予定される千葉県知事選に向け、千葉市の熊谷俊人市長(42)が2日、市内で会見を開き、無所属で立候補する意向を表明した。早期辞職することで、市長選とのダブル選挙にする方針。「私の経験と思い、県民の英知を結集して今の難局を打破し、千葉の飛躍につなげたい」と語った。(太田理英子、中谷秀樹)
 熊谷氏は、新型コロナウイルス対策を巡り、千葉県の対応が首都圏の中でも後れを取ってきたと指摘。市町村や医療現場との意見交換の徹底、保健所を持つ県内3市との合同対策本部設置などを掲げ、「他の都県の様子を見ながらではなく、先手を打った対策ができるようリーダーシップを発揮したい」と意欲を見せた。LGBTなど性的少数者や障害者、外国人も含めた共生社会実現に向けた条例制定も目指す。
 熊谷氏は政党推薦を受けない方針。知事選を巡っては、現職の森田健作知事(70)は態度を明らかにしていない。自民党県連は前スポーツ庁長官の鈴木大地氏(53)の擁立を目指したが、本人が出馬を辞退。県連は新しい候補者選びを進めるものの、熊谷氏に後れを取る形になった。
 公明党県本部は、自民県連の候補者擁立の動きを見据え、推薦や支持などの判断を決める。
 立憲民主党県連は対応を検討中。関係者によると、県連幹部内で熊谷氏を推す声がある一方、一部異論もあるという。独自候補擁立の具体的な動きはない。共産党県委員会は、独自候補を擁立する方針。
 熊谷氏は神戸市出身。千葉市議を経て2009年の市長選に出馬し、当時全国最年少の31歳で初当選した。

◆森田県政「いい部分は引き継ぐ」

 熊谷氏と報道陣との主なやりとりは以下の通り。
 ―表明時期について
 冬に向けた医療提供体制が整いつつある状況で、先延ばしせず、しっかり自分の思いを伝えるべきだという考えに至った
 ―辞職のタイミングは
 感染防止のために投票所に行く回数を1回にしたい。(市長選と)ダブル選ができる時期に辞職したい
  
 ―県の財政状況をどうみる
 大幅な税収減が見込まれ非常に厳しいが、出すものは出して難局を底支えしないといけない。事業見直しは今のタイミングではない
 ―森田知事のようなトップセールスは行うか
 トップセールスの時だけ注目されても意味がない。海外で継続的に浸透できる政策、マーケティングの基礎をしっかりした上で、行った方が有効なら行きたい
 ―森田県政の評価
 批判するつもりはない。アクアラインの料金800円化など、いい部分は引き継いでいきたい
 ―県の新型コロナ対応で根本的に変えないといけない点は
 国の指針を待って動くのではなく、現場を預かる立場で何をすべきかを考えること。市町村や病院の情報を理解し、ボトムアップとリーダーシップのバランスをとって進めることが必要
 ―推薦や支持について
 国政ではなく県の課題として取り組みたいので党本部推薦は受けない。県議グループなどが支援表明する場合は特にお断りしない
 ―来年度の予算編成、辞職後の市政運営は
 骨格予算を基本とし、新型コロナ対策などの予算を組み込む。2月議会には職務代理者を置く。

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