コロナ禍の中小企業を信金の絆で応援 きょうから「よい仕事おこしフェア」

2020年11月5日 05時55分
 全国の信用金庫の絆で東日本大震災や災害の復興を支援し、コロナ禍の中小企業を応援するイベント「2020“よい仕事おこし”フェア」(本紙後援)が5日午後、東京・羽田イノベーションシティで開幕する。感染防止のため、今年は会場での出展と同時に、インターネットによる商談会や商品販売を行い、リアルとウェブが融合した新たなイベントとなる。6日まで。入場無料。

47都道府県のコメを使った日本酒「2020絆舞」=曙酒造提供

 全国の信用金庫からなる実行委員会(事務局・城南信金)の主催。9回目の今年は全国254信金のうち249信金が協賛した。
 昨年は約500の企業・団体が出展したが、今年は新型コロナ対策で44に絞り込んだ。代わりにインターネット通販サイト「47CLUB」のサイト内に特別企画「信金マン推薦!『日本まるごと物産展』」を新設し、約300点の商品を販売する。
 また、全国47都道府県のコメを材料に福島県で造った「2020フレフレフレ絆舞きずなまい」と、昨年、大雨被害に遭った千葉県の落花生を使って熊本県で造った焼酎「絆華」を販売。売り上げの一部を被災地に寄付する。
 5日は午後1時から午後5時、6日は午前10時から午後4時。問い合わせは、実行委事務局=電03(3493)8130=へ。

◆47都道府県のコメ使った日本酒

 曙酒造(福島県会津坂下町)は全国47、全ての都道府県のコメを使ってつくった日本酒「2020絆舞」をフェア会場で販売。社長の鈴木孝市さん(36)は「皆さんの故郷を思い浮かべながら飲んでほしい」と話す。通販サイト「47CLUB」では今後、720ミリリットル入り瓶を税込み3300円で販売する予定。

いわき市の特産品であるメヒカリ=いわき観光まちづくりビューロー提供


◆脂ふっくらメヒカリの開き干し

 いわき観光まちづくりビューロー(福島県いわき市)は福島沿岸で取れる白身魚「メヒカリ」の開き干しをフェア会場で販売する。ふっくらした身で脂が多い魚で、地酒も用意。物産振興を担当する佐藤義範よしのりさん(36)は「原発事故後の風評被害は続いているが、安心・安全だと伝えたい」と意気込む。

長久保のしそ巻き=スパリゾートハワイアンズ提供

◆いわきのソウルフード

 スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)は、細切りにした大根の漬物をしそで巻いた「長久保ながくぼのしそ巻」をフェア会場で販売する。昭和初期のいわき市では炭鉱業が栄え、当時の作業員はこれを食べて塩分補給したという。営業担当の泉達也さん(41)は「いわきのソウルフードを堪能して」と話す。

「福島の小学校に打楽器を届けたい」と語るつのだ☆ひろさん=東京都文京区で


◆つのださん企画、被災児童に打楽器

 福島県出身の歌手つのだ☆ひろさん(71)は、東日本大震災で被災した地域の小学校に打楽器を贈る「子供音楽プロジェクト」を企画した。消毒液ボトルを販売した収益で、打楽器の購入費を集める取り組みだ。フェア当日は「被災地に笑顔を」とプロジェクトの周知を図る。

つのだ☆ひろさんがデザインした消毒液のイメージ図=ワイルドミュージックスクール提供


 プロジェクトは、マラカスやタンバリンなど十種類の打楽器を詰め合わせ、被災小学校に寄付する取り組み。つのださん自身が打楽器の使い方を紹介するDVDも打楽器の詰め合わせに同封する。つのださんは「子どもたちに音楽の楽しさを伝えられたら」と話す。
 楽器の購入費には、つのださんがデザインした消毒液ボトルの売り上げを充てる。消毒液の成分にこだわり、アルコールでなく、肌に優しいヨウ素を使った。来年に発売予定。つのださんが運営する「ワイルドミュージックスクール」(東京都文京区)で注文を受け付ける。

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