わが家の真下に空洞、近隣住民「いつ崩れるか」

2020年11月5日 05時55分
陥没が発生した直後の現場の様子=調布市で(住民撮影提供)

陥没が発生した直後の現場の様子=調布市で(住民撮影提供)

  • 陥没が発生した直後の現場の様子=調布市で(住民撮影提供)
 東京都調布市の市道陥没現場近くの地中に巨大な空洞があると発表された4日、近隣住民は自分の足元がいつ崩落するかも分からない恐怖を口にした。
 空洞の真上近くに住む無職の近田太郎さん(73)は「空洞の大きさに驚いた。陥没に続き、またかと恐ろしくなった」と話した。
 近田さん宅には同日午前、NEXCO東日本の担当者らが訪れ「市道の陥没後、地下のボーリング調査をしていたらスポンと抜けた。調べたら空洞が見つかりました」と報告。「空洞を埋めればすぐに崩れることはないので大丈夫です」と説明したという。
 妻の真代さん(73)は「そう言われても、どうしていいか分からない。わが家もどこか壊れているのではないか」と戸惑う。
 近田さん宅は、外環道のトンネルのルート上にある。同様にルート上にある住宅街で、階段やブロック塀に亀裂ができるなどの損傷被害が出たという話を数多く耳にしたからだ。
 真代さんはトンネル工事の振動に1カ月近く悩まされ続けた。「ドーン、ドーン」と地響きが連日続き、陥没が発生する直前にピークになったという。「テーブルに置いてあったペットボトルの中身が波立つだけでなく、ボトル自体が揺れるほどだった」と振り返り、今後への不安を隠せずにいた。(花井勝規)

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