千葉県で新たに58人感染 柏レイソルと船橋市の倉庫で新たなクラスター

2020年11月5日 21時15分

柏レイソルが本拠地とする三協フロンティア柏スタジアム =千葉県柏市で

 千葉県内では5日、新たに58人の新型コロナウイルス感染が発表された。感染者数が50人を上回るのは約2週間ぶりで、9月以降では最多。船橋市内の事業所とサッカーJ1・柏レイソルで、新たにクラスター(感染者集団)の発生が認定された。

◆ルヴァン杯決勝延期で応援企画を回復祈願に変更

 サッカーJ1の柏レイソルの新型コロナウイルス感染者が、ネルシーニョ監督と、選手・スタッフ合わせて、計13人に達し、柏市は5日、チーム内でクラスターが発生したと認定した。
 市によると、感染が新たに分かったのは、20~50代のいずれも男性10人で、選手2人、スタッフ8人の内訳。感染経路は不明で、市保健所とは別に、Jリーグは同日、選手らレイソル関係者約90人を対象にPCR検査を進めた。
 レイソルはサッカーの国内3大タイトルの1つで、7日に国立競技場で予定されていたルヴァンカップ決勝に臨み、FC東京と対戦する予定だったが、感染拡大を受け、Jリーグは4日夜、同決勝の中止を発表した。代替え開催日は未定。
 これに伴い、柏市は6日に行うルヴァンカップの応援企画の目的を切り替えた。市役所の地域づくり推進部の職員約50人がレイソルグッズを身に着けて、業務に当たり、感染が確認された関係者の回復と早期の感染収束を願う。

◆船橋市の冷凍・冷蔵倉庫でもクラスター

 一方、船橋市によると、クラスターの発生が認定されたのは、冷凍・冷蔵倉庫業の「昭和倉庫船橋営業所」(同市浜町)。全従業員27人のうち、20~40代の男性18人、女性3人の計21人の感染が判明した。市は「休憩場所でマスクを外した会話などがあり、感染の引き金になった可能性が高い」とみている。
 県と船橋市は、同営業所が入る松岡船橋物流センター内で業務する別の複数の事業所からも、計8人の感染が判明したと明らかにした。
 また、船橋市習志野の物流倉庫会社「デイリートランスポート」では、新たに1人の感染が確認され、感染者は計105人になった。県内で1つの事業所、施設で感染者数が100人を超えたのは、入所者や職員ら計121人の感染が判明した障害者福祉施設「北総育成園」(東庄町)以来、2カ所目。
 船橋市内の事業所で2つのクラスターが発生したことに、市保健所の筒井勝所長は「感染防止に対する会社の管理や、従業員1人1人の意識が弱かったように感じる」と話した。
 一方、県内の直近1週間(10月30日~今月5日)の感染者数は244人で、前週比は3週間ぶりの減少となった。(堀場達、保母哲、山口登史)

関連キーワード

PR情報

千葉の新着

記事一覧