DOAI VILLAGE 486段上ると…非日常体験

2020年11月6日 08時02分

<左>土合駅の下りホームからの長い階段 <右上>インスタントハウス <右下>元駅務室の駅舎内喫茶(いずれもJR東日本スタートアップ提供)

 下りホームに降り立つと、そこは地下70メートルの暗いトンネル。地上改札までは全486段の長い階段を上らねばならない。谷川岳登山の玄関口で「日本一のモグラ駅」として知られるJR上越線土合駅は、知る人ぞ知る無人駅。ここにグランピング施設「DOAI VILLAGE」が14日にオープンする。
 宿泊施設は、ベッドやテーブル、コンセントも備え、一般的なテントより頑丈で断熱性に優れた「インスタントハウス」。改札内屋外に設置するので、地上を走る上り電車を眺められる。かつての駅務室を改装した駅舎内喫茶店もオープン。窓口などそのままで、備品の帽子をかぶれば駅員気分にもなれる。ここは一般利用できるが、18時以降は宿泊者専用。地元で採れたキノコの鍋をつつきつつ酒を傾けるのもいい。朝は好きな具を合わせて自分で焼くホットサンドが味わえる。
 宿泊者専用の野外サウナも設置。冬は周囲に積もった雪に飛び込めるのも魅力だ。
 事業を手掛けるのは、JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進する「JR東日本スタートアップ」と、各地で地域資産を生かしたキャンプ場運営などを行う「VILLAGE INC.」。無人駅の活用に取り組み、土合駅では地下ホームを利用したクラフトビールの貯蔵も予定している。
 施設は今年2〜3月に実証実験し、想定を上回る反響を得た。本格的開業にあたり、宿泊者専用のシャワールーム、リビングなどを備えた施設も増設。料金は1人1泊2食&フリードリンク付きで2万7500円(今年中限定で2000円割引)。もちろん非日常体験も付いてくる。 (村手久枝)
◇土合駅:群馬県みなかみ町湯檜曽。全4棟(定員2人3棟、定員4人1棟)。詳細は公式サイトで(電話での予約受け付け不可)。

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