【動画あり】米国初の女性副大統領に ハリス氏はどんな人?移民2世で検事から転身<アメリカ大統領選>

2020年11月8日 16時15分
【ニューヨーク=杉藤貴浩、ワシントン=金杉貴雄】米大統領選で民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)の勝利が確実になり、大統領に就任すれば、カマラ・ハリス上院議員(56)が初の女性副大統領になる。

ハリス氏(右)と母親=2007年撮影、AP

 ハリス氏は父がジャマイカ、母がインド出身という移民2世の出自に加え、司法界から政界へ転じた多彩な経歴を持つ。
 米メディアなどによると、ハリス氏は経済学者の父とがん研究者の母との間にカリフォルニア州で誕生。両親はほどなく離婚し、母の下で育った。名前の「カマラ」はサンスクリット語でハスの花を意味し、幼少期から、たびたび母の故国インドを訪ねていたという。後年のインタビューでは「母は実際以上に大きく見える人だ」などと述べ、有色人種の移民として自分たちを育てあげた歩みに尊敬の念を語っている。

◆トランプ氏の「ロシア疑惑」追及

 首都ワシントンの黒人系名門校ハワード大に進むと、女性の地位向上活動にも参加。地元カリフォルニア州で検事になった後は、同州の司法長官に上り詰め、身体カメラの着用を義務づけるなどの警察改革に尽力した。2017年には上院議員に転身した。
 政治家としては、トランプ大統領をめぐる「ロシア疑惑」に関する公聴会などで証人を厳しく追及して知名度が向上。その果敢な姿勢は、大統領候補者指名を争ったバイデン氏に向けられたこともあった。
 昨年6月の討論会では、人種差別解消のために黒人居住地域の生徒を白人地域の学校にバス通学させる施策に、かつてバイデン氏が反対したと指摘。「そのバスに乗っていた少女は私だった」と痛烈に攻撃し、知名度を上げた。

◆過去にも女性の副大統領候補

 ハリス氏は昨年1月、党の大統領候補者選びに立候補。支持率は一時急伸したものの長続きせず、予備選が本格化する前に撤退し、今年3月にバイデン氏の支持を表明していた。
 バイデン氏は同じころ副大統領候補に「女性を選ぶ」と明言。左派で白人のウォーレン上院議員を含め10人以上の名前が挙がったが、ハリス氏は当初から本命視されてきた。2大政党で女性の副大統領候補は3人目で、過去の2候補はいずれも白人で落選している。

当選確実となったバイデン氏と話すハリス氏のツイート

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