メラニア夫人らが「敗北を受け入れる時」とトランプ氏説得との報道も 陣営幹部はTwitterで否定<アメリカ大統領選>

2020年11月9日 13時59分

7日、米バージニア州でゴルフをするトランプ大統領(左端)=AP・共同

 【ワシントン=白石亘】米大統領選で米メディアが民主党のバイデン前副大統領の当選確実を報じた7日、トランプ大統領はワシントン近郊のゴルフ場でプレーしていた。トランプ氏は敗北宣言を行うことを拒否、あくまで法廷闘争を続ける構えだが、身内や共和党内から敗北を認めるべきだとの声も出ている。
 トランプ氏は8日もゴルフ場を訪れたが、記者会見などは開いていない。ツイッターでは「選挙の監視員が集計所に入れなかった」「一体いつからメディアが大統領を決めるようになったのか」と不満を訴えた。不正の明確な証拠は示せていないが、新たに訴訟を起こす意向だ。
 だがバイデン氏との得票差の開きから、「勝てる見込みはほとんどない」(ABCテレビ)との見方が大勢だ。このためCNNテレビによると、メラニア夫人やトランプ氏の娘婿のクシュナー大統領上級顧問は「敗北を受け入れる時が来た」とトランプ氏に迫っているという。一方、息子のジュニア氏やエリック氏は徹底抗戦を主張しているとされ、家族でも意見が割れているようだ。
 共和党内でも「不正の証拠がなければ、やみくもに支持はできない」(クリスティー元ニュージャージー州知事)などと、トランプ氏から距離を置く動きが徐々に広がりつつある。
 共和党のブッシュ元大統領は8日、「政治的には違いがあるが、バイデン氏はいい人物だ。彼はこの国を率い、団結させる機会を得た」との声明を発表。バイデン氏に電話をかけ、団結を訴えた7日の演説に感謝を伝えたことを明かした。
 バイデン氏勝利を認める声が周囲から強まるなか、トランプ氏がどこまで法廷闘争にこだわり続けるかが焦点となりそうだ。

◆陣営幹部らはTwitterで報道否定

クシュナー大統領上級顧問がトランプ氏に譲歩を求めたとする報道を否定するトランプ陣営幹部のツイッター投稿

 家族の中から敗北を受け入れるべきだとの意見が出ているとの報道に対し、トランプ陣営幹部はツイッターで「報道は事実ではない」と否定。メラニア夫人も報道後に「違法なものを除き、合法的な票はすべて集計されるべきだ」と公式ツイッターに投稿した。

報道後、メラニア夫人がツイッターに投稿した「違法なものを除き、合法的な票はすべて集計されるべきだ」との文章

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